神経
神経って体のあちこちにネットワークを張り巡らせているよ。
神経を整えないと、あちこち痛くなったり、体調が悪くなるね。心の充実にも必要だね。
【中枢神経】
脳と脊髄からなっていて、全身にある抹消神経から伝達された情報をまとめて
判断してるんだって。
【抹消神経】
運動神経と自律神経からなっているよ。
【運動神経】
脳からの命令を受け、骨格筋を働かせて運動を行う神経だよ。
【自律神経】
呼吸、血液循環、消化などを無意識のうちに調整している神経のこと。
自律神経には交感神経と副交感神経があるよ。
【交換神経】
活動・緊張をさせるはたらき。
【副交感神経】
休息・リラックスさせるはたらき。
抹消神経:脳神経
脳神経は左右で12対あり、性質から3種類に振り分けられるよ。
【第1グループ】
嗅神経(知覚)
視神経(知覚)
内耳神経(知覚)
【第2グループ】
動眼神経(運動+自律神経)
滑車神経(運動)
外転神経(運動)
舌下神経(運動)
【第3グループ】
三叉神経(運動+知覚)
顔面神経(運動+自律神経)
舌咽神経(運動+知覚+自律神経)
迷走神経(運動+知覚+自律神経)
副神経(運動)
迷走神経だけは、内臓にまで支配領域があるが、ほかの11種類の脳神経は、頭部や顔面、頸部に支配領域が限定されているよ。
脊髄神経
脊髄神経は左右で31対あるよ。
頸神経8対(C₁~C₈)、胸神経12対(T₁~T₁₂)、腰神経5対(L₁~L₅)、仙骨神経5対(S₁~S₅)、尾骨神経1対(C₀)
あるよ。
【C₂~C₅】呼吸に使われる筋肉と四肢の部分または全筋肉の麻痺。
人口呼吸器を使用しない限り通常は致死的。
【C₅~C₆】脚、胴体、手、手首の麻痺。肩と肘を動かす筋力低下。
【C₆~C₇】脚、胴体、手首の麻痺。肩や肘は正常に動く。
【C₇~C₈】脚、胴体、手の麻痺。
【C₈~T₁】脚、胴体、の麻痺。
指や手を動かす筋肉の筋力低下。
ホルネル症候群(まぶたの下番、瞳孔の収縮、顔の片側の発汗
が減少する)肩や肘はおそらく正常に動く。
【T₂~T₄】脚、胴体の麻痺、胸より下の感覚喪失。肩や肘は正常に動く。
【T₅~T₈】 脚、胴体下部の麻痺。胸郭から下の感覚喪失。
【T₉~T₁₁】脚の麻痺。へそより下の感覚喪失。
【T₁₁~L₁】股関節と脚の麻痺および感覚喪失。
【T₂~S₂】異なるパターン(損傷の位置に依存)の脚の筋肉低下と痺れ。
【S₃~S₅】会陰部の痺れ。
免疫
細菌やウィルスから体を守ってくれるよ。
自然免疫と獲得免疫があるね。
【自然免疫】
貪食細胞である好中球、マクロファージ、情報訳の樹状細胞、ウィルスに感染した細胞を攻撃し、破壊するNK細胞たち。
相手を記憶することはできないよ。
【獲得免疫】
T細胞とB細胞です。相手を記憶することができるので、2回目に出会うと効果的に相手を攻撃できるよ。
【骨髄】
骨髄では、好中球、マクロファージ、リンパ球(B細胞、T細胞)、NK細胞、形質細胞などの
免疫細胞を生み出しているよ。
【胸腺】
骨髄から移ってきたT細胞が育つところ。
【造血幹細胞】
骨髄から造血幹細胞やリンパ系幹細胞がうまれるよ。
【骨髄系幹細胞】
血小板
赤血球
好酸球
好塩基球
好中球
マクロファージ
樹状細胞
NK細胞
【リンパ球系幹細胞】
T細胞たちは胸腺でうまれるよ。
ヘルパーT細胞
キラーT細胞
制御系T細胞
B細胞 メモリーB細胞、形質細胞
【花粉症】
花粉がからだに侵入したときに働く抗体(免疫グロブリンE)が原因と言われている。
鼻の粘膜にはマスト細胞があり、抗体をしっかりと捕まえる性質がある。
この細胞の情報伝達物質(ヒスタミン)が放出され、原因となっている。
※ヒスタミン:外傷や毒素などで活性化されアレルギー症状を起こす原因物質。
【アトピー性皮膚炎】
グロブリンEとマスト細胞、免疫細胞の好酸球が原因で発症。
原因となる好酸球はステロイド(副腎皮質ホルモン)に弱いので軟膏として使用される。
脱毛の種類
【女性型脱毛症】
更年期や閉経後に女性ホルモンの分泌量が減少することで起こるといわれています。
男性とは異なり、頭頂部の比較的広い範囲の頭髪が薄くなります。
【出産後(分娩後)脱毛症】
妊娠中は女性ホルモンが多量に分泌されていますが、出産後に血中ホルモン濃度が妊娠前値に戻ると、毛髪は成長期から休止期
に移り、脱毛すると考えられています。
頭髪全体にびまん性の脱毛が生じます。
【円形脱毛症】
円形、または卵円形に脱毛が生じます。数か月でも治癒することもあれば、再発を繰り返すこともあります。原因は詳しくはわ
かっていませんが、心理的因子(ストレスなど)が関与しているといわれています。
【ひ麹糠性脱毛症】
フケ症や痒みのある頭皮、頭部に炎症症状を伴う脂漏性皮膚炎に合併する脱毛です。皮膚に常在する真菌であるマラセチアが脂
漏性皮膚炎の原因であると
考えられています。